①学び初めて間もない頃に学ぶ領域については、多数の問いかけに答えてもらう形をとっています。
問いに答えていくことにより知識を整理していきます。
ですから、ただ漫然と問いに答えるだけでなく、問いかけの順序や内容も分析してみてください。
そして、知識の整理の仕方をもつかみ取ってください。
②学び方がわかってきたころに学ぶ領域については、学修上のアドヴァイスを掲載するに止めています。
知識の整理・メモはもう独力で行えるだろう(行えるように成長していてほしい)と考えているわけです。
①「争点」とは、井上正仁=酒巻匡編『刑事訴訟法の争点』(有斐閣、2013年)のことです。
刑事訴訟法の一般的な参考書です。そこに掲げられている文献は原則としてここでは紹介しませんので、
争点をまずはよく読み、関連文献を拾ってください。
②「リーディングス」とは、川崎英明=葛野尋之編『リーディングス刑事訴訟法』(法律文化社、2016年)
のことです。重要論点の先駆的業績を分析し、その後の動向を紹介したものです。
教科書レベルでは学説をただ並列しているだけのものが多いですが、それでは歴史がわかりません。
本書を読んで、ぜひ理論史に触れてみてください。様々な学説が出てきた文脈がわかります。