サウンドバーガーによってアナログ・レコードを再び聴けるようになり、ありがたく思っているのですが、聴き続けていると気になる点も出てきました。
ターンテーブルの面積が12インチレコードのラベル分しかなくてレコード全体を支えていないせいか、レコードが反っているときの針の波うち具合がえぐくて、おそらくそれが原因で音揺れが生じます。また、おそらくレコードが滑っているせいか、速度が不安定になる盤もあります。これらのようなケースが目につくようになってきたのです。
状態の良いレコードだと問題は感じないのですが、私は安価な中古レコードを購入することが多いため、あまり状態が良くないものを再生する機会が多いんですね。そのため、不具合を感じる機会が多いのです。
そして、とうとう新譜のレコード再生にも問題が生じてしまいました…… ↓の盤です。
下の写真でおわかりのように、盤面に特殊加工が施されていて素敵です。でも、B面の再生がうまくいきません。モーターが故障したのかと思うほど「回転ムラ」に似た症状(音程が不安定になる)が出てしまいます。しかしながら、A面は問題なく再生できているので、ベルトドライブやモーターが故障したわけではなさそうです。おそらく盤全体が軽く湾曲しているのでしょう。
これはもはや我慢できないレベルに達しているので、対策が必要です。
考えた結果、ターンテーブルマットを導入して盤の下からがっちり支え、かつ、スタビライザーを導入して盤の上からもしっかり支えればよいのではないかと考えました。
ターンテーブルマットは、Hudson Hi-Fi というメーカーのものにしました。アクリル製で固いため、水平を保つことができています。
スタビライザーは、Preffair というメーカーのものにしてみました。
サウンドバーガーのモーターやベルトが強靭さを誇るものとは思えない(笑)ので、なるべく軽いものを探した結果です。75gということなので、これくらいなら大丈夫でしょう。
この2つを導入したところ、無事B面も問題なく再生できました!
他の盤も従来より安定した再生ができています。
ただし、蓋は開け放しの状態での再生となります。特に問題は生じていませんが、気になる方はいらっしゃるかも。
また、Preffairのスタビライザーは、銀色の部分を回転させてスピンドルに固定させる仕様になっているのですが、サウンドバーガーとの相性が悪いのか、固定されません。 特に問題は生じていませんが、これまた、気になる方がいらっしゃるかも。
音質面については、ターンテーブルマットのほうは特に問題なし。クリアになるメリットのみ、という感じです。スタビライザーのほうもクリアーな音にしますが、こちらはややデメリットも感じますね。音がやや締まりすぎで、消してほしくない要素も消してしまっているのではと感じることがあります(使うのをやめるほどひどいものではないので念のため)。より良いものがあったら乗り換えるかもしれません。