刑事訴訟法の基本: 使い方等の補足

レクチャー動画について

  • レクチャー動画は、テキストの草稿を元にした試作品です。テキストの内容と動画の内容とが異なっている箇所がありますが、テキストのほうが正しいとご判断ください。
  • 今後、完成テキストに基づいた動画にゆるゆると差し替えていきます。恐縮ですが、気長にお待ちください。

これだけは!シートについて

  • 「これだけは!シート」の様式は一定ではありません。みなさんの学び方が発達するのに合わせ、様式を変えています。

①学び初めて間もない頃に学ぶ領域については、多数の問いかけに答えてもらう形をとっています。

 問いに答えていくことにより知識を整理していきます。

 ですから、ただ漫然と問いに答えるだけでなく、問いかけの順序や内容も分析してみてください。

 そして、知識の整理の仕方をもつかみ取ってください。

②学び方がわかってきたころに学ぶ領域については、学修上のアドヴァイスを掲載するに止めています。

 知識の整理・メモはもう独力で行えるだろう(行えるように成長していてほしい)と考えているわけです。

 

  • 要所に、司法試験等の短答式問題(ただし適宜改編しています)を掲載しています。〇か×を答えるだけでなく、その理由まで的確に答えられるようになってください。「●条に規定されている」「そのようなことを認める規定はない」「判例のとおりである」「そのような判例はない」といった形で理由を説明してください。

徹底反復! 正誤問題について

  • これだけは!シートに掲載された短答式問題をクイズにしたものです。出題の順序は毎回変わります。基本事項を確実に記憶するために利用してください。
    • 完全攻略モード:不正解の問題だけを出題します。
    • 徹底復習モード:不正解だったことのある問題を優先出題します。

文献・学修ガイドについて

  • さらに深い調査・研究ができるように、参考文献を挙げていきます。必要に応じて学修上のアドヴァイスも入れていきます。
  • どのページにも、「争点」と「リーディングス」の番号(頁数ではありません)がまず挙げてあります。

①「争点」とは、井上正仁=酒巻匡編『刑事訴訟法の争点』(有斐閣、2013年)のことです。

 刑事訴訟法の一般的な参考書です。そこに掲げられている文献は原則としてここでは紹介しませんので、

 争点をまずはよく読み、関連文献を拾ってください。

②「リーディングス」とは、川崎英明=葛野尋之編『リーディングス刑事訴訟法』(法律文化社、2016年)

 のことです。重要論点の先駆的業績を分析し、その後の動向を紹介したものです。

 教科書レベルでは学説をただ並列しているだけのものが多いですが、それでは歴史がわかりません。

 本書を読んで、ぜひ理論史に触れてみてください。様々な学説が出てきた文脈がわかります。

  • 「争点」と「リーディングス」の下に、私が一言述べてみたいものを紹介していきます。最初のうちは数少ないですが、ゆるゆると追加していきますので、長い目でお付き合いくださいませ。